8.『タイタンズを忘れない』(2000年)×マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」 | 酔いどれホーボーになるまえに
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    8.『タイタンズを忘れない』(2000年)×マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」
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      2000年のジェリー・ブラッカイマー製作、ボアズ・イェーキン監督の『タイタンズを忘れない』(原題 Remenber The Titans)は、公民権法施行後も人種差別が渦巻く1971年に、教育改革によりヴァージニア州に生まれた白人黒人混合の高校アメリカンフットボールチームの選手たちが、「肌の色が違う」というだけでいがみ合いながらもスポーツを通じて互いに理解し合い、周囲の人々を巻き込みながら、奇跡を起こしていく感動のドラマだ。実話に基づくドラマで、主人公の黒人コーチをデンゼル・ワシントンが演じている。

      1970年代のヒットした流行歌が効果的に使用されていて、スティームの「ナ・ナ・ヘイ・ヘイ・キス・ヒム・グッドバイ(Na Na Hey Hey Kiss Him Goodbye)」などとともに、マーヴィン・ゲイ&タミー・テレルの「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」が流れてくる。これは、試合後のロッカールームのラジオから流れてきて、白人選手と黒人選手の心をひとつにする文字どおり、チームをまとめる音楽であった。若き日のライアン・ゴズリングなどの姿が見える。

      この曲は、R&Bソウルの名曲で、「レッツ・ゴー・ゲット・ストーンド」「エイント・ナッシング・ライク・ア・リアル・シング」「ユア・プレシャス・ラヴ」などのヒットで知られるニコラス・アシュフォー&ヴァレリー・シンプソンの夫妻による楽曲で、モータウン・レーベルのために書き下ろしたものだった。最大の特徴は、とても覚えやすいメロディと実生活に根づいた歌詞にあった。デュエットに適した彼らのラブソングは、その魅力を発揮する。おもに、ニック・アシュフォードが歌詞を担当した。

      1967年4月に当時パートナーの関係にあったマーヴィン・ゲイ&タミー・テレル(1970年3月16日、脳腫瘍のためわずか24歳で夭折)の男女デュエットがリリースされて大ヒット。マーヴィンとタミーは慕い合っていたが、タミー・テレルの最後のアルバム『イージー(Easy)』では、歌えなくなったタミーに代わり、ヴァレリー・シンプソンが代わりに歌ったのは有名な話だ。そして70年にタミー・テレルの死後、シュープリームスのメインヴォーカルのダイアナ・ロスがカバーして、これまた大ヒットしている。その後、男女デュエットの定番ソングとしていろんなバージョンが生まれた。

      「高くて登れない山なんてない/深くて恐ろしい谷も怖くない/広すぎる川だろうと渡れるんだ/君に届く距離にいるためなら何だってするよ、ベイビー」(訳詞:サトウムツオ)

      つまり「人生にある山や谷や川があっても、怖くない」と歌う歌で、混沌とした1960年代にアメリカ国民全体へ勇気を与えた、最高にゴキゲンな歌だった。
       
      このマーヴィン・ゲイ/タミー・テレルバージョンの曲は映画との相性も良く、いろんな映画にも使われている。ビル・デューク監督の『天使にラブ・ソングを2』(1993年)のエンディング(これは、ダイアナ・ロス版とのミックスバージョンだった)ではウーピー・ゴールドバーグ、ローリン・ヒル、マイクル・ジェッターといった修道院の音楽クラスの聖歌隊の教師と生徒が歌うし、クリス・コロンバス監督の『グッドナイト・ムーン』(1998年)では劇中歌としてジュリア・ロバーツ、スーザン・サランドン、ジェナ・マローンらが流れるラジオの音やレコードの音に合わせて、継母と前妻と2人の子どもが口パクでハシャイでが歌うし、ロリ・ベティ監督の『早熟のアイオワ』(2008年)ではエンディングで姉妹役に扮したジェニファー・ローレンス、クロエ・グレース・モレッツがカーラジオから流れる曲に合わせて口パクで歌っているのだ。このように、この曲には家族やクラスやチームメイトを団結させてひとつにする不思議な力があるようだ。

      マーベル・コミックが製作したディズニーのスーパーヒーロー映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年)でも、主題歌のような使われ方をしている。主人公スターロード、ピーター・クイル(クリス・プラット)の母の形見のテープ(SONYの初代ウォークマンで聴けるテープだ)として、おかあさんの青春時代を代表する1970年代の楽曲として使われていた。

      | mou1234 | 21:52 | comments(0) | - |
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